レジデントデイ開催報告(10月)

本日は月に1回のレジデントデイでした。
 
今回は、みんなのクリニック大井町所属の年森慎一先生をお招きし、「ポートフォリオ」「患者中心の医療の方法」をテーマにレクチャーを行いました。
 
年森慎一先生は、2018年度の家庭医療専門医試験でポートフォリオ優秀賞を受賞され、学会の実践誌に連載された「Book Review Step」では、専攻医が悩むポートフォリオの書き方を紹介されています。
 
前半のレクチャーでは、「Book Review Step」の内容をさらにわかりやすくレクチャー形式に落とし込んでくださいました。ポートフォリオの型だけでなく、実際のポートフォリオカンファレンスで指導医がどの段階でどういう声かけをするかについても理解を深めることができました。
 
また、後半のレクチャーでは、知っているようで意外に理解していないことも多い「患者中心の医療の方法」について、要素にわけて一つずつ丁寧に教えていただきました。理論を知っていることと、実践できているということは違うという当たり前なことですが、大事な視点に気づかせてもらえたレクチャーでした。
 
年森先生の熱いハートでやさしく語りかけるようなレクチャーは、指導医・専攻医にとって大変学びが多い有意義な時間となりました。

 

宇部興産中央病院 総合診療科
下川 純希
山口県岩国市出身。2015年山口大学卒(緊急医師確保対策枠)。初期研修を沖縄県で修了した後に山口県に戻り、当プログラム一期生として総合診療研修を修了。病院での家庭医療を実践を通じて、後進育成に取り組んでいる。好きな言葉は「なんくるないさー」
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