プログラム修了式を開催しました。

本日、プログラム修了式を合同開催しました。

当プログラムからは酒井加奈先生、そして済生会福岡総合病院の香川聡志先生の2名が修了しました。

まず、済生会福岡総合病院の田中和豊先生から、「日米の臨床研修経験から考える臨床研修指導法」というテーマでご講演いただきました。印象的だったのは、米国の指導医は、三段階で質問するということです。その質問に対する答えからレジデントの到達度を確認し、それにあわせたティーチングを行うということでした。指導医していると、ついつい伝えたい内容を伝えてしまいがちですが、学習者の到達度を確認することでより効果的な学習を促せるということを学びました。

その後、修了生がそれぞれの研修の振り返りと、ポートフォリオを発表しました。酒井先生はBPSモデルを、香川先生は家族志向ケアをテーマにしたものを発表しました。私たち指導医にとっても、レジデントデイで議論を重ね、完成ポートフォリオまでつくりあげた思い出深いものでした。それぞれの成長を感じ取れ、指導医として嬉しい瞬間でした。

酒井先生、香川先生、お二人ともお疲れ様でした。

今後は指導医として、それぞれのプログラムでの活躍を期待しています!

宇部興産中央病院 総合診療科
下川 純希
山口県岩国市出身。2015年山口大学卒(緊急医師確保対策枠)。初期研修を沖縄県で修了した後に山口県に戻り、当プログラム一期生として総合診療研修を修了。病院での家庭医療を実践を通じて、後進育成に取り組んでいる。好きな言葉は「なんくるないさー」
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