レジデントデイ8月開催報告

月に一回のレジデントデイ開催報告です。

今回のテーマは「多疾患併存(Multimorbidity)」。

講師として、広島大学の地域医療システム学講座の吉田秀平先生をお招きし、レクチャーとポートフォリオディスカッションへ参加していただきました。

多疾患併存(Multimorbidity)とは、「複数の主たる慢性疾患を有する状態」を指します。

実臨床では、単一の疾患のみの患者さんは少なく、むしろ多疾患併存患者さんが多くを占めます。吉田先生のレクチャーを通じて、最新の多疾患併存の研究結果に加え、その対応法を学ぶことができました。

また、ポートフォリオカンファレンスでは、山本医師・内藤医師から事例提示を行いました。他プログラムと交流するといつも新たな気づきが生まれます。プログラム内の指導医だけでなく、こうやって違う視点からコメントをいただくことで議論が深まっていきますね。

吉田秀平先生、ご指導いただきありがとうございました。次回のテーマは、「統合された医療」です。お楽しみに!

宇部興産中央病院 総合診療科
下川 純希
山口県岩国市出身。2015年山口大学卒(緊急医師確保対策枠)。初期研修を沖縄県で修了した後に山口県に戻り、当プログラム一期生として総合診療研修を修了。病院での家庭医療を実践を通じて、後進育成に取り組んでいる。好きな言葉は「なんくるないさー」
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