総合診療医へのインタビュー
病院総合診療医
酒井 加奈 医師(広島共立病院 総合診療科)

Q. どうして総合診療医になろうと思ったのですか?
初期臨床研修の時にロールモデルとなる総合診療医に出会い、臓器に限らず様々な疾患を診ることができる医師になりたいと思いました。初期研修後は、地元である山口県に貢献したいと考え、当プログラムの専攻医となりました。様々な研修を終え、現在はより地域に密着できる家庭医にも魅力を感じ、病棟管理や外来、また在宅診療も行いながら総合診療医として働いています。
Q. どんな患者さんを診療しているのですか?
入院はご高齢の方が多いですが、外来では小児科から成人のプライマリケアも行います。多疾患併存症でたくさんの問題を抱える患者さんが多く、日々やりがいを感じています。
Q. 病院総合診療医の魅力を教えてください
臓器に限らず様々な疾患を診られることだと思います。不明熱や原因不明の疾患の診療をする面白みもありますし、最も他科と協力しながら診療できることも当科の魅力と思っています。また当科は特に、複雑な家族背景や生活環境の中で暮らす患者さんが多く、疾患だけではなく心理社会背景含めたマネジメント法が勉強できます。
Q. 10年後、何していますか?
現在は,内科の経験を積むために病院総合診療医として働いていますが、将来的には生まれ育った故郷で診療所の総合診療医として外来診療や在宅医療を行いたいと思っています。